庭付きの一戸建てに住むメリットは?デメリットや庭の活用方法も解説!
一戸建てを購入するときに、庭の有無を優先条件のひとつに設定している方もいるでしょう。
しかし、庭には開放的な暮らしが実現できる一方で、維持管理に手間がかかるデメリットもあるため、慎重に検討することが大切です。
そこで今回は、庭のある一戸建てに住むメリットとデメリット、庭を活用する方法について解説しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
庭のある一戸建てに住むメリット
庭のある一戸建てには、暮らしを豊かにするさまざまなメリットがあります。
まずは、庭があるとどのようなメリットを得られるのかについて見ていきましょう。
メリット①日当たりや風通しが良くなる
一戸建てに庭があると、周囲の家との間に十分なスペースを確保でき、日当たりや風通しが向上します。
庭が隣家との距離を確保するため、窓を開けた際に風がしっかりと通り、湿気がこもりにくくなる点は大きなメリットです。
風通しが良くなることで、夏季の室内温度の上昇を抑える効果が期待でき、快適な住環境を実現できます。
また、湿気がたまりにくくなることは、家の劣化を遅らせる要因にもつながります。
メリット②ガーデニングを楽しめる
一戸建てに庭があれば、ガーデニングを楽しめます。
四季折々の花を植えたり、家庭菜園を始めたりすることで、自分好みの庭づくりが可能です。
家庭菜園では、新鮮な野菜やハーブを自分で育てる楽しみを味わい、食卓を豊かにすることができます。
また、庭仕事はストレスや運動不足の解消にも役立ち、健康的なライフスタイルをサポートします。
メリット③子どもの遊び場として活用できる
一戸建ての庭は、子どもにとって安心して遊べる貴重なスペースです。
簡易的なブランコや滑り台を設置すれば、公園に行かなくても自宅で自由に遊ぶことができます。
泥遊びや水遊びも気兼ねなく楽しめるため、自然と触れ合いながら成長できる環境を作ることができます。
メリット④ホームパーティーを楽しめる
一戸建てに庭があれば、リビングと併せてホームパーティーの会場として利用できます。
リビングにウッドデッキを取り付けることで、室内との行き来がしやすくなるので便利です。
また、ウッドデッキにパーゴラを設置すると、太陽の光を遮ることができ、夏場でも庭でバーベキューを楽しむことができます。
庭のある一戸建てに住むデメリット
一方で、一戸建てに庭があることによるデメリットが存在するのも事実です。
庭付きの一戸建てを購入する前に、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
デメリット①手入れが必要で維持管理が大変
庭を美しく保つためには、定期的な手入れが欠かせません。
雑草が伸び放題になると、購入した一戸建ての外観が悪化します。
とくに、夏場は雑草の成長が早く、こまめな草むしりが必要です。
また、植木の剪定や落ち葉の掃除など、季節ごとの手間も発生するため、忙しい方にとっては負担になる可能性があります。
デメリット②虫が発生しやすい
庭があると、どうしても虫が寄ってきやすくなります。
とくに、植木や花壇があると、アリやダンゴムシ、カメムシなどが発生しやすくなり、夏場には蚊の繁殖も懸念されます。
また、庭に水をためると、ボウフラが発生し、蚊の被害を受けやすくなるため、こまめな虫対策が必要です。
デメリット③近隣の方や通行人からの視線が気になる
庭が通り沿いに面しているケースでは、近隣の家や通行人からの視線が気になることがあります。
とくに、オープンなつくりの庭は、外から丸見えになりやすいため、プライバシーの確保が課題となります。
外部からの視線を遮るためには、植栽やフェンスの設置などの対策が必要であり、追加費用が発生する点は避けられません。
一戸建てを購入する際には、周囲の環境を確認しておくことが重要です。
デメリット④防犯対策が必要
庭付きの一戸建ては、防犯性が低くなってしまうデメリットもあります。
周囲の視線を遮るために高い柵や塀を設置すると、逆に死角が生まれ、空き巣のターゲットとなる可能性があります。
そのため、庭付きの一戸建てに住む際には、プライバシーの確保だけでなく、防犯対策も重要です。
外構は死角を生み出さないように設計し、防犯カメラの設置や防犯性の高い窓への変更などの対策が求められます。
デメリット⑤購入費用が高くかかる
庭のある一戸建ては、土地の面積が必然と広くなります。
そのため、庭のない一戸建てよりも、購入費用が高くかかってしまう点は覚悟しなければなりません。
とくに、地価の高い都市圏では、広い土地を確保するのが難しいため、庭付きの一戸建てを購入するには、エリアの範囲を広げなければならなくなる可能性があります。
一戸建ての庭を活用する方法
庭のある一戸建てでの暮らしをより充実させたいのなら、自分たちのライフスタイルに合った活用方法を検討しましょう。
ここでは、一戸建ての庭を活用する方法について解説します。
活用方法①遊具を設置して子どもの遊び場にする
小さい子どもがいる家庭のケースでは、庭を子どもの遊び場として活用するのは選択肢のひとつです。
庭の広さによっては、ブランコや滑り台、鉄棒などの遊具を設置でき、子どもが思い切り遊べるスペースを作ることができます。
庭を遊び場とするメリットは、子どもが自動車事故に遭うリスクを未然に防げる点です。
庭で遊んでいれば、道路に飛び出す心配はありません。
また、リビングから庭で遊ぶ子どもの様子を確認できる点も魅力です。
さらに、庭に人工芝を敷けば、子どもが転んでもケガの心配が少ないので安心です。
活用方法②アウトドアリビングとして活用する
庭をアウトドアリビングとして活用するのも、おすすめです。
ウッドデッキやタイルテラスを設置すれば、屋外でも快適に過ごせる空間が生まれます。
天気の良い日には、家族で食事を楽しんだり、友人を招いてバーベキューをしたりと、庭を第二のリビングとして活用できます。
また、ハンモックやアウトドアチェアを置けば、読書や昼寝を楽しむリラックス空間としても活用可能です。
シェードやパラソルを設置すれば、日差しを遮ることができ、より快適な空間を作ることができます。
さらに、植栽がある部分以外には、砂利を敷き詰めるなどの工夫をすれば、雑草の繁茂が抑えられ、維持管理が楽になります。
活用方法③庭園をつくる
庭を庭園として活用し、ガーデニングを楽しむことも選択肢のひとつです。
庭を庭園に仕立ててリビングから眺められるようにすれば、気軽に趣味の空間を楽しむことができます。
また、モミジなどの落葉樹を配置すれば、夏には新緑、秋には色鮮やかな光景を楽しむことができ、四季折々の景色を堪能できます。
リビングの近くに落葉樹を植えることで、夏は日よけ効果が期待でき、冬には葉が落ちて日差しが入るため、より過ごしやすい住環境を作ることが可能です。
さらに、庭の一角をガーデニングコーナーにし、子どもと一緒に植物の成長過程を観察できるようにすると、情操教育にも役立ちます。
まとめ
庭のある一戸建てには、日当たりや風通しが良い、ガーデニングを楽しめる、子どもの遊び場として活用できるなどさまざまなメリットがあります。
一方で、庭の維持管理や虫の発生、プライバシーの確保といった課題も存在するため、購入前にはしっかりと検討することが重要です。
庭の活用方法としては、子どもが楽しめる遊具の設置やアウトドアリビングとしての利用などが挙げられます。