一戸建てを一括購入するメリットは?注意点やリスクも解説

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一戸建てを一括購入するメリットは?注意点やリスクも解説

一戸建ての購入にあたり、まとまった資金がある場合、ローンを組まずに現金一括で購入すべきか、お悩みではありませんか。
金利負担がないメリットがある一方、手元の資金が減るリスクや税制上の注意点もあり、総合的な判断が不可欠です。
本記事では、一括購入のメリットとデメリットを比較し、ご自身の状況に最適な購入方法を選ぶためのポイントを解説いたします。
後悔のないマイホーム購入を実現したい方は、ぜひ本記事をご参考になさってくださいね。

一戸建ての一括購入がもたらすメリット

一戸建ての一括購入がもたらすメリット

一戸建ての購入を検討する際、まずはおさえるべき点があります。
ここでは、一括で購入するメリットについて解説していきます。

審査不要で手続きが簡単

住宅ローンを利用する場合、金融機関による厳格な審査を通過することが必要です。
審査項目は、申込者の年収や勤務先、過去のローン履歴など多岐にわたります。
審査には、数週間~1か月以上かかることも珍しくなく、手間と時間がかかってしまいます。
しかし、現金一括で購入する際は、これらの審査手続きが一切不要となるのです。
自己資金で購入するため、金融機関の判断を待つ必要がないのは魅力といえるでしょう。

住宅ローン金利の負担なし

住宅ローンは、長期間にわたって元金にくわえて、高額な利息を支払い続ける仕組みになっています。
たとえば、4,000万円の物件を金利1.5%、35年ローンで購入したと仮定しましょう。
この場合、支払う利息の総額は約1,142万円にもなり、総返済額は約5,142万円にものぼります。
なお、現金一括で購入すれば、1,000万円を超える利息負担がすべてなくなります。
支払うのは物件価格の4,000万円だけで済むため、経済的なメリットは大きいといえるでしょう。
さらに、将来の金利変動や返済義務に不安を感じることなく、安定した生活設計を立てられる点も、現金一括のメリットです。

諸経費を安く抑えられる

住宅ローンを利用すると様々な諸費用が必要になりますが、現金一括であればそれらの諸費用を削減することができます。
不要となる費用としては、金融機関に支払う「融資手数料」や、万が一の際に保証会社へ支払う「ローン保証料」が挙げられます。
これらは借入額に応じて、数十万円~100万円以上になることもある高額な費用です。
さらに、不動産を担保に入れるための「抵当権設定登記」に伴う、登録免許税や司法書士報酬も不要になります。
ローン契約書に必要な「印紙税」といった費用も、もちろん発生しません。
これらの諸経費を合計すると、一般的に借入額の数%に達するといわれています。

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一戸建てを一括購入する際に潜むリスクは?

一戸建てを一括購入する際に潜むリスクは?

前章では一括購入のメリットについて述べましたが、注意点も気になりますよね。
ここでは、一括購入に潜むリスクとデメリットについて解説いたします。

手元の貯金が減る

一括購入する際、購入資金で貯金の大部分を使い果たしてしまうと、病気や失業といった、生活防衛資金が不足しかねません。
購入直後に急な出費が必要になった場合、生活が苦しくなってしまう危険性があります。
また、住宅ローンに付帯する団体信用生命保険、いわゆる「団信」に加入できない点もデメリットです。
団信は、契約者に万が一のことがあった際、ローン残高が保険金で完済される仕組みです。
この保障がないため、別途で民間の生命保険に加入する必要が出てくる可能性もあります。
物件価格を支払った後でも、十分な資金が手元に残るような計画を立てることが不可欠です。

住宅ローン控除が使えない

住宅ローン控除は、年末時点でのローン残高の0.7%が所得税などから戻ってくる制度です。
控除期間は最長13年間にわたり、合計で数百万円もの節税効果が期待できるでしょう。
しかし、現金一括で購入すると、この税制優遇を受けられなくなるのです。
とくに、現在の低金利の状況では、支払う利息よりも控除で戻ってくる金額の方が大きくなることもあります。
これは「逆ザヤ」と呼ばれる現象で、ローンを組んだ方が経済的に得をする可能性を示しています。
長期的な視点で、どちらがご自身の家計にとってより有利になるのかを検討しましょう。

税務調査の対象になる可能性

不動産購入は高額な資金を動かすため、場合によっては税務署から確認を受けることがあります。
購入後に登記をすると、その情報は法務局から税務署へ通知され、資金の出所に不明点がないかチェックされる仕組みとなっています。
実際には、購入後しばらくすると「お尋ね」という書類が届くケースもあり、その際には購入資金をどのように準備したのかを記入することが必要です。
たとえば、過去の給与や退職金など、すでに申告済みの収入から貯蓄してきたことを説明できれば問題ありません。
しかし、親などから援助を受けた場合には贈与税の課税対象となり、申告が必要になります。
贈与税には、住宅取得資金に関する非課税特例など便利な制度もありますが、いずれにしても申告手続きをおこなわなければ適用されません。
そのため、資金の流れを証明できるように通帳や振込記録を整理し、事前に準備しておくことが大切です。

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自分に合った一戸建て購入方法を見極めるポイント

自分に合った一戸建て購入方法を見極めるポイント

ここまで一括購入のメリットとリスクを解説しましたが、自分に合った方法を選ぶこともおさえておきましょう。
最後に、自分に合った購入方法を選ぶ判断ポイントについて解説していきます。

家計収支をシミュレーション

最適な購入方法を選ぶ第一歩は、将来のお金の流れを予測することです。
まず、毎月の収入や支出、貯金額やローン残高をリストアップし、お子さまの教育費や車の買い替えといった将来のライフイベントを想定します。
一戸建て購入後は、固定資産税や将来の修繕費といった新たな支出も発生するため、複数の購入パターンで家計を比較しましょう。
全額を現金で購入する場合や、頭金を入れてローンを組む場合などでシミュレーションし、どの方法なら無理なく生活を維持できるか見極めます。
このシミュレーションを通して、将来の資金不足のリスクなどを客観的に評価することが、後悔のない判断を下すために重要です。

頭金を多めに準備しておく

住宅ローンを一部利用する場合、借入額を減らせるため支払う利息を抑えられます。
たとえば、4,000万円の物件で頭金800万円を用意すると、利息を200万円も減らすことが可能です。
計画的に自己資金を準備することは、金融機関からの信用度を高めることにも繋がります。
ただし、頭金を貯めることに固執すると購入タイミングを逃すリスクもあるため、生活防衛資金は確保したうえで無理のない計画を立てることが大切です。

お金の専門家に相談する

複雑な資金計画で迷ったときは、専門家であるファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
ファイナンシャルプランナーは、ライフプランを見据えた資金計画を助けてくれるお金の専門家です。
ご家庭の状況を詳しく分析し、将来のお金の流れをまとめたキャッシュフロー表を作成してくれます。
これにより、将来の家計リスクが「見える化」され、具体的な課題として把握できるのです。
そのうえで、ご自身に最適な購入方法やローン選びについて、的確なアドバイスを受けられるでしょう。
相談する際は、源泉徴収票や家計簿など、家計の状況がわかる資料を準備しておくとスムーズです。

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まとめ

一戸建ての一括購入は、面倒な審査が不要でローン金利や諸経費の負担もなく、経済的なメリットが大きい購入方法です。
一方で、手元の貯金が減るほか、住宅ローン控除が使えないという税制面のデメリットや、税務調査の可能性もあります。
購入方法を選ぶには家計をシミュレーションし、頭金を多めに用意したり、専門家へ相談したりして慎重に判断することが大切です。

おうちむすびの写真

おうちむすび

守山区を中心に愛知県内の住まい探しをサポートしています。「お客様の人生に寄り添う」をモットーに地域で一番選ばれる不動産屋を目指し、誠実なご提案を心がけています。
不動産は暮らし全体を支える大切な要素。だからこそ、安心して一歩を踏み出せるよう、丁寧なサポートを徹底しています。

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・住宅購入時のご相談から各種手続きまで幅広くサポート
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